敏感肌の洗顔料選びで失敗しない方法

こんにちは!SEIYAです。

 


今回は、敏感肌が洗顔料を選ぶにあたって失敗しないために肌荒れしやすい成分と肌に優しい洗顔料を選ぶ方法について解説していきます。

 


■市場に出回っている洗顔料の90%は「石鹸」

実は市販で売り出されている一般的な洗顔料の洗浄力は、みなさんご思っているより刺激が強いです。

普通肌〜強靭肌にとっては全く問題ない洗浄力ですが、敏感肌やアトピー体質には全く不向きです。

何故かというと、実は皆さんが使っているほとんどの洗顔料は元々、「石鹸」が主成分になっています。

固形のものからペースト状のものまで洗顔料には様々ありますが、実質的には洗顔料の90%がこの「石鹸」で占めています。

つまり、だいたいの方々が石鹸を使っているので、まずは石鹸をやめることをオススメします。

もちろん、石鹸は作り方を工夫することで洗浄力や刺激を抑えることはできます。

高価な洗顔料が存在するのもこの為です。

例えば、油分を加えて「過脂肪石鹸」にしたり、刺激になりやすい成分を除去したりして工夫をしているため手間が掛かって値段が高かったりする場合がほとんどです。

ただし、低刺激といっても石鹸は弱アルカリ性でなければ洗浄力は発揮できないので、お肌に弱いと負担になってしまいます。

 


■硫酸系洗剤は避けたほうがいい?

「ラウリル硫酸ナトリウム」やこの成分を改良して作られた「ラウレス硫酸ナトリウム」などの合成洗剤にも注意が必要です。

成分名に「硫酸」がつくことで「硫酸系洗剤」とも呼ばれています。

特にラウリル硫酸ナトリウムは全ての洗剤類の中で最も洗浄力、刺激の強い成分です。

一般的に日本国内メーカーで洗顔料に使われていることはありませんが、外資系メーカーが洗顔料やシャンプーに配合しているケースがあります。

敏感肌やアトピー体質にはタイプが合わない成分なので注意してください。

また、商品をセレクトするときは成分をよく見ておくをオススメします。

 

 

 

■敏感肌でも使える「酸性石鹸」

敏感肌にオススメなのは「ラウレスカルボン酸ナトリウム」という成分です。

この成分は敏感肌を洗うための洗浄力で、俗に「酸性石鹸」ともいわれています。

弱酸性の洗浄力ながら石鹸のようなサッパリ感のある使用感で、さらに「生分解性(微生物による分解しやすさ)」がいい点なのも石鹸と似ているためそのように呼ばれています。

まだ実用されてから10年程度の歴史しかないので、残念ながら市場にはあまり出回っていないのが現状です。

主成分としている洗顔料はまだまだ少ないですが、補助剤で使われているのは段々と増えてきています。

 


■敏感肌オススメなもう一つの成分

もう1つオススメな洗浄剤は「ラウロイルメチルアラニンNa」や「ココイルグルタミン酸Na」という成分です。

これらは「アミノ酸系界面活性剤」や「アミノ酸系洗浄剤」とも呼ばれています。

非常に穏やかな洗浄力と敏感肌への低刺激が特徴の成分になります。

歴史は意外と古いものの、コストが高い問題があり、あまり利用されてこなかった成分ですが、最近になって美容室のシャンプーなどで頻繁に利用されるようになりました。

洗顔料などの場合、コストが高いせいか主成分の利用のものは少ないですが濃度が薄くて済む泡ソープの主成分やもともと少し高価格のベビーソープ に使われているケースをよく見かけます。

なので新しい洗顔料が出た場合、この2つの成分に着目して選んでみて下さい。

 

 

 

ではまた次回お会いしましょう!